お手紙を書いたら

ありがとう、好きになってよかった、健康でいてねと伝えよう

最前でSnow Man現場デビューした(滝沢歌舞伎ZERO 2021)

新橋演舞場、2021年5月15日(土) 12:30開演の昼の部。

 

最前で滝沢歌舞伎ZERO 2021を観劇した。これがSnow Man現場デビューになった。

 

偶然と、幸運に幸運が重なったとても稀有なできごとだと認識している。だからこそ、体験として書き残しておきたい。

 

そもそも、9人のパフォーマンスを生で観られる機会をもらえただけで夢のような話だ。それだけに、せめて全体が見える席だったらいいな、座席を確認してからオペラグラス買うか〜くらいの気持ちでいたから、FCから届いたチケットに「1階 正面右扉 2列」を見たときは列の桁がひとつ足りないのでは??という戸惑いで凝視した。感染症対策で1列目を空けていることをじわじわと思い出し、いっしょに観劇する康二担の子と「100日後にドン底に叩き落とされるドッキリ???」「やっぱり100日後に穴に落ちる?」と震えたのが4月半ばのこと。こんなことってあるんだ。

 

観劇やコンサートのときは、必ず数々のレポを読んでしっかり予習してから行きたい(見るポイントにあたりをつけていたいし、当日は新鮮にしっかり驚いている)。その点でSnow Manのレポ文化は本当にありがたかった。会場に入った方々の興奮や感動をおすそ分けしてもらえるのが楽しかった。公演期間の舞台映像という最高の予習、生配信にも感謝した。でも、時間が経てば経つほど、自分自身がはじめてSnow Manを観ることへのわくわくや緊張は遠のいた。

  

コロナ禍で身についたうれしくないものが、万が一に備えてどこか「ないもの」として心を半分殺すくせ。

 

私の場合は2020年3月頭のとある来日公演の中止がはじまりだった。自分ではどうしようもできない理由で、その後、自分がチケットを持っている公演が、早々に、または直前に消えてしまった。延期からの中止になった。延期に延期に延期を重ねたままのものもある。この中には、中止→延期→中止となったSnow Manのアジアツアー2D.2D.も含まれる。2019年7月にSnow Manに出会い11月に推すと決めた私にとっては、横アリが初めてのジャニーズの現場、Snow Manの現場デビューになるはずだった。Twitterを始めたばかりでフォロワーも1桁の怪しさ満点アカウントで応募前に同行者を募集したら声をかけてくれた、冒頭に登場した康二担といっしょに。

 

別界隈を含め払い戻しは何度も経験した。はじめこそ「返金された=チケットがリセットされた悲しさ」が強かった。それが徐々に、ステージパフォーマンスを職場とする方々が、有観客で全うできますように、という気持ちに変わっていったのを覚えている(きっかけとして1番大きいのは2D.2D.生配信だと思う)。ただ、大好きな人たちの「有観客での成功を願う」ことと「ないかもしれないから期待しすぎない」ことのバランスがうまく取れずにいた。チケットを持っている立場では、有観客での成功を願うほど自分の期待を高めることになり、自分の心を守ろうとすれば、彼らが稽古に励むその目的を消してしまうようだったから。

 

それならばどちらも考えないようにしようと「ちょっと予定があるんだよね〜」くらいの淡白な気持ちでその日を待った。自分の運なのだから素直に楽しみでいいはずなのに、口では「楽しみ」と言えてもどこか他人事だった。公演再開を知って声をかけてくれた同僚にも「なんでそんなスンッてしていられるの?」と言われるくらいには。結局実感はわかないまま、「昨日の夜から緊張してるんだけど」というかわいいかわいい康二担と演舞場に到着。

 

舞台前に立ってる係員のおじさまとの距離が近い。自分の座席に腰を落ち着けて、やっと、やっと、喜んでもいいのかもなあ、という感情がじわじわとこみ上げた。徐々に会場の照明が落ち、BGMが大きくなる瞬間、胸が高鳴る。ステージ横にセットされたスピーカーとの距離もほど近くて、鼓膜だけでなくて足元から震えるようだった。完全暗転したとき、やっと舞台の幕が開くという実感とともに「自分のチャンスを楽しむ」という風に前を向けたと思う。

 

レポというよりも、最前または前方だからこそだなと強く感じた体験を中心に引き抜いてみる(ように頑張ったつもり)。散らかったメモをかき集めたような感想だし、見ている対象に偏りがあるのはご容赦ください。

 

 

最前は4DXアトラクション

青い風:ひらりと桜

オープニング。紗幕越しで舞台に立つメンバーにピンスポットが当たる。深澤さんの鼻が高くて、ライトに輝いていた。反対に目元が暗くて、「自担の彫りが深い」を理由に泣いた

立体だ・・・

最初の感想がこれだったのは我ながらお粗末だけれど、推しはじめてから約1年半、画面か誌面越しのひとたちだったから仕方がない。生きている、そこにいる、って実感できた瞬間だった。

波の音が大きくなり、「ひらりと桜」のイントロへ。紗幕が上がり、後方からの光を強く受けて逆光のなか戦隊ポーズのシルエットが浮かび上がる。まっすぐに深澤さんの指先のシルエットが目に入って、今度は「自担の指が綺麗を理由に泣いた。深澤さんの骨格パワーすごい

 

「春の踊りは!よぉ〜いや」

「さ〜!」

 

カン、と拍子木が聞こえて、急に「生」だと感じてぶわっと震えが走った瞬間に、ドーンと桜が降ってきた。あっという間に滝沢歌舞伎ZEROの世界に誘われる。青い花びらが真正面から飛んでくる。吹雪の夜道を運転していると、雪がフロントガラスに向かってくる、あの感じを思い出す(雪国の方にしか伝わらない説明ですみません)。想像以上の風圧の青ザクラを被って、思わず顔を下に背けてしまった。すると今度は前列の座席下から青が吹き上がってくるのが見えた。もう四方八方が青い。満開の桜の名所に行ってもこんな経験したことないというくらいの量の花びらが降り注ぐ。目を瞑りそうになりながらも、見なくちゃ、と顔を上げたら

 

目の前に渡辺翔太くんがいた。

 

顔を上げたらそこに渡辺翔太くんがいるってどういう世界?綺麗、綺麗な世界、すべてが、綺麗。訳も分からず瞬きも忘れて翔太くんにしばらく釘付けになる。というより誰を、見たら、いいのか、ワタシワカラナイ、9人、イル(大混乱)。Bメロでしゃがみながら優しい微笑みを浮かべる伏し目がちの佐久間さんとか、口に入ってしまった花びらを、振りに合わせてぺろりと取るラウールくんとか、どこに目を向けても彼らだけが目に入る迫力、すごい。照くんが蹴り飛ばした桜が塊で飛んできて反射でサッと避けてしまったり。ひらりと桜は特に、4DX体験の演目だった。圧倒されているうちに終わって夢心地とはまさにこのこと...

目を落とすと、膝の上が、青い桜吹雪で埋め尽くされていた。開演前に右側にハンカチを広げて膝の上にのせているお客様がいたので、握っていたハンカチを私も膝の上に広げていたのだが、ここで理由がわかった。なるほど、ハンカチでそっと包むだけで音を立てることもなく花びらを回収できるのだ。ありがとう、右側のお姉さん。

 

水:花鳥風月

ステージ最前方から上がる水の演出でも、不思議なことに客席側には流れてこない。席によっても差はあると思うけれど、水除けビニールがなくても平気なくらいだった。「秋の月夜は冬を待つ」で頭を振るラウールくんの髪の毛から水が飛んできたり、ターンで腰布から水しぶきが飛んできたり、キャストのパフォーマンスによってはわあ!となる。ラウールヘアウォーター was キラキラ...ビニールは幕間に係員の方が回収に来てくれるので、持ち帰りの心配はせず安心して使える。

 

落下物

ひらりと桜:青ザクラ

私は膝に積もった分をハンカチで包んだが、最前は間違いなく青ザクラをお土産にできる。というより、お土産にするつもりがなくても、カバンに入ってたり、メモ帳に挟まってたりするのでお土産になってしまう、が正しい。お友達は洋服の胸ポケットに花びらがたくさん入ってしまって取り出していた笑 7列目くらいまでは肘掛に積もったりしていた気がするから、結構遠くまで届くんだろう。幕間になって頭に手をやれば、ロングヘアで髪を巻いていたこともあってか花びらがわさわさ降ってくる。花吹雪を伸ばせば1枚1枚がちゃんと花びらの形。そこにも丁寧な仕事を感じて胸が熱くなる。立ち上がると「髪にまだついてる」「背中に花びらが」と言われて、あまりに優雅でおかしくなってしまうくらい、見えないところにも花びらがくっついていた。足元も青。真っ赤な絨毯とのコントラストが綺麗。

 

f:id:mawacom:20210531125942j:image

メモ帳のひらりと桜のところに挟まってた桜。走り書きで「ひかる けりとばし」

f:id:mawacom:20210531125522j:image

足元のようす

 

ピンクの桜

金さん銀さんのクシャミで左右から吹き上がるピンクの桜。青ザクラと違い、客席側まで大量に飛んでくることはない。淡いピンクの花びらは数枚手にすることができた。WITH LOVE含め、桜はとうに散ってしまった東京で、2021年2回目の春を体験しているような演出が本当に美しくてすてき。春は美しい。

小判

退場時に見ると、1階席真ん中あたりが1番降っていたのかな?前の方には降ってこなくて、ステージに降る小判をただただ綺麗だなあと見ていた。

 

見え方

見切れは多い

見切れは多いが、それ以上に舞台と自分の間になにもない視界での迫力と魅力が勝るので気にはならない。ただ、目を動かすだけでは追いつかないので見上げるような角度で頭ごと動かして追いかける必要がある。観劇中は気にならなかったものの首には結構な負担だったらしくて、翌日から5日くらい首の後ろと右側の筋を地味に痛めていたw

 

目が足りないと思ったのはMaybe。奥の佐久間さん&ラウールくんの世界と、手前の深澤さん&阿部くんの世界。席の位置としては右斜め前すぐそこに阿部くんがいた。でも、2019のDVDや2020の映画で抜かれなかった部分の深澤さんが観たくて、どうしても顔は左側を向いてしまう(たぶん首の右側の筋を痛めた1番の理由はこれ)。深澤さんを見る私の視線と阿部くんを見る左隣にいたお友達の視線は完全にクロスしていておかしかったな笑

深澤さんの左側から見る輪郭がとても好きで。それを存分に堪能できる角度だった。俯いて目頭を拭う仕草、目元を手で隠す仕草、fall in loveで両手で顔を覆う仕草、そのひとつひとつが美しくて美しくて。この日の表現は阿部くんに動、深澤さんに静の印象を受けて、それぞれが魅惑的だった。パッと奥に目をやったときにちょうど佐久間さんがターンしたのだけれども、ヘッドロールの速度と回転軸の細さに目が点になった。映像作品だと「ここを観て欲しい」がわかるので集中できるが、生になると自分が見たいところにだけ目がいってしまう。あれも見たい、これも見たい状態のなか、奥の世界まで気が回せなかったのは残念だった...でもいいのだ、Maybe澤さんを見れたから...

 

花道演出

ほぼ振り向くほど首をねじる必要があるので、座席に背をつけたままだと全部見るには視野がシマウマじゃないと無理。九剣士のだてさんがスッポンに飛び込むののを生配信で予習していたけれど、視界の端でわずかに確認できた程度。桜の舞ではさく姫と渡辺氏の花道でのお戯れは諦めて、目の前のめめあべのお戯れを見た。手を伸ばして扇子を水平に構え、伏し目がちににこにこと扇子をひらひらさせている阿部様美しすぎたわね...阿部くんの腰の反り方、膝の落とし方、実際目にするとそのあまりの美しさと優雅さにことばを失う。

 

2階席演出

腹筋太鼓の影山くんと横原くんは、背中しか見えない。官兵衛&半兵衛シーンは比較的表情も見えるけど、刀を出したり、五右衛門のふかラウのように顔前で動作が入ると表情はより見にくくなる。ダテタマは超元気いっぱいでクリアに見えた。いずれも首をほぼ左右どちらかに90度捻り、そこにかなり見上げる動作がプラスされる。

 

舞台袖

開演前に人が動いている影が見えた。舞台袖見切れも楽しい。花鳥風月前には、ステージを横切る演出直前の、下手袖の佐久間さんと目黒くんも見えた。ほんの一瞬の待機時間、2人とも世界観から全然気が抜けていない演者の顔だった。かっこよかった。 

 

席の上

刀投げは席によっては真上を飛んでいく。私は飛距離を横から見る位置にいたので、だてさんの手を離れた刀が照くんの手に吸い込まれるように飛んでいくのに開いた口が塞がらなかった。意外と距離があり、そして弾道が低い。客席中が2人に注目している中での集中力と連携が素晴らしくて、自然と拍手が起こる。

鼠小僧次郎吉の演出。以蔵が先端で逆さに反り返り決めポーズをしている梯子は、頭上を通る。自分の上を反り返ったラウールくんが通過することが今後あるだろうか?この演出は大好きだし、圧巻だ。

 

奥行き

手前に誰かがいれば、当然被ってうまく見えないメンバーが多くなる。Wildfire披露のときはIMPACTorsに被って、振付師照くんの表情はまったくうかがえず笑 九剣士は乱れ打ち?になるともう訳がわからない。舞台前方で戦うみなさんの股の間から後方で戦う深澤さんを追う、という貴重な経験は後にも先にもこの日だけな気がする。個人的には奥行きを1番感じたのはBlack Goldかな。目黒くんが下手から上手へ歩きながら歌唱する2番Bメロ。下から見ると、目黒くんの前髪の立ち上がりの美しさがとてもよくわかる(そこ)。私の前を通過してすぐ立ち止まった目黒くんの右脚後方に動く影に気づく。深澤さんだ。 

 

 

幕間のツイートなんですけど、死んでますね。シルエットでジャケットを着ていないのがすぐに分かって、マスクの下で「んえ゛」って変な声出た。紫のレーザー光線バシバシの深澤さん、めっちゃ機敏でした...何も濃いこと言えない...29歳のジャケットプレイ、とてもとてもすてきでした... 後方でキメまくる深澤さんを追ってたら、ラウールさん(さん付けで呼びたい、ここはラウールさん)が客席に背を向けた状態でせり上げで登場。 奥行きの演出を存分に味わえた。この辺りで私が見ていた流れは、目黒くんのお顔(前方)→目黒くんの右脚(前方)→深澤さん(後方)→ラウールくんのお尻(中央)って感じで、それ以外の場面でもステージ前後の奥行きで視線が動きまくりのブラゴだった。それにしても、お尻...?

 

音が聴こえる

One Heartの披露前、9人が後ろを向いて青いオーガンジーのガウンを脱いで投げるとき、衣擦れの音が聴こえる。Maybeで客席に背を向けて倒れた佐久間さんの手がコツンと床に落ちる音が聞こえる。好きなひとたちが立てる音が、スピーカーを介さず私の鼓膜に届くってやばい(思考がやばい)

そういう音とはちょっと違うけど、One Heartのあと、ドコドコ足音が(音もそうだし振動も結構響いてびっくり)して、黒衣さんたちが出てきてステージに敷かれていた白い布をあっという間に回収していった。そうか、あれだけ降り積もった桜が一瞬でステージから消えるのはこういう仕組みだったのかと知る。布の上で、さらには花びらが積もったステージでSnow Manは軽やかに舞っていたのか、すごい…なお花鳥風月前の水の演出準備で、黒衣さんは再び登場する(そしてまたびっくりする)。演出の連携プレーを目の前で見られる。

 

地声が聴こえる

大きな声は後ろの方にも十分届いているだろう。それこそ腹筋太鼓とか、九剣士で斬られる皆さんとか(特に影山くん、大きな声でよかったよ〜!!舞台で声通る人応援したくなる)。

小さな声でも聴こえることがあるのが特別な瞬間だった。お化粧の前にたたんだタオルで顔の汗をトントンと拭いていた深澤さんが「あっちぃ...」って呟く声が聴こえたとき、その色気に瞬間心鷲掴みでした...目の前で官兵衛様が「くそ...」と呟いたり小さく舌打ちするのとか、マイクが拾わない程度の声が、好きな人たちの声が声帯から私の鼓膜に届くってやばい(思考がやばい)

 

自担0ズレの威力

ひらりと桜の翔太くんとかOne Heartの阿部くんとか官兵衛様とか安兵衛さんとか、メンバーが自分の真正面に来る、いわゆる「0ズレ」の状態になることは何回かあった。比べるものではないんだけれど、大声で言いたい。やっぱり自担の0ズレの威力が1等賞でした(大号泣)

 

花鳥風月

映画の花鳥風月は何度見ても、このメンバーを見る!という強い意識を保てない限り、深澤さんに視線が盗まれてしまう。自担の贔屓目もあるのは百も承知で深澤ソングだと思っている。大好きなメロディーに合わせてしなやかな指先が躍る。頭を振ると水が散る。ターンのたびに水が飛ぶ。動くたびに足元でも水が跳ねる。力の抜けた肩と腕でとる深いリズム、「時の揺らぎを」の立ち姿の色気。恵まれたその骨格が花鳥風月。浮遊感があって、みずみずしくて、熱意とともにどこか涼しさを感じる舞いに見惚れる...Bメロラスト、「閉じ込めて眠る」の「閉じ込めて」で、次は舞台中央で踊っていたSnow Manがパッと広がること、そして深澤さんがこちらに来るということを急に思い出して来るぞ、来るぞ、と心臓が騒ぐ。呼吸の仕方がわからなくなる。そして「眠る」その一瞬で、すっごい涼しい顔でステップ踏んで深澤さんが私の真正面に立った

 

花鳥風月のサビ、時間にして約35秒(後からDVD見て数えた)。長かったような短かったような。どこか「私終わる」って思いながら、もうこの美しい人を見つめるしかなくて、覚えていたくて。深澤さんの迫力で背もたれに身体が押さえつけられているような感覚で、ずっと呼吸が浅くて、大きな音が鳴っているはずなのに静かで。たぶん私半分息してない。遠くを見つめる深澤さんの表情、しなやかに筋肉がついた腕、「空を自由に舞って」で天を打ち地面を指す美しい肘下のラインと白魚のような指、ターンしながら前進して来る姿。半月経った今でも思い出せる。1番強く焼き付いているのはサビ前の一瞬の移動。スローモーションで覚えてる。深澤さんの足がそこに立って、本当に...?と見上げたときの表情も。濡れた顔に真剣なまなざしが、かっこいいということばではたりないくらい、かっこよかった。私と深澤さんの間には誰もいない。間奏に入って深澤さんがパッと移動した瞬間にやっと息ができるようになった感じがしたくらい、すごい、迫力だったんだ。「自担が自分の真正面で花鳥風月のサビを丸ごと踊った」という事実と体験、本当に一生忘れないと思う...

 

WITH LOVE

映画も配信も寄りの映像になっていたから、正直、ソロパートの深澤さんの立ち位置がよくわかっていなくて。深澤さんが登場して、歩いてきて、ステージ後方ながら0ズレの位置で立ち止まり、前を向く。嘘でしょ?大好きな「かけがえない時間をともに生き いつも心は繋がってる」のソロパートがこんなに染みたことはない。文字どおり、ああかけがえのない時間をともに生きてるなあ、なんて思いながらやっぱりまた見つめるしかなくて。間に誰もいない自担0ズレって視界に集中線が引かれているに違いない。良い表情していたな。やさしくて、美しかった。

あと横並びでのサビ、深澤担の私と康二担の友達の前でふかこじがアイコンタクトしながらにこにこ歌っていて。ここは天国か?

 

距離が少し縮んだとき

最後のスタンディングオベーションSnow Manとの距離が少し、縮む。大きな拍手を送った。あっという間の夢のような時間に対する感謝と、たくさんの驚きと、楽しかったという気持ちと、準備して舞台に立ち続けることへの尊敬と、全部込めて届けたくて。Snow Manに直接お礼を伝えられるこの瞬間のために私は頑張ってきたんだなって、大げさでもなく本当にそう思った。涙はなかった。これが「しあわせ」だと思った。

三方礼のときは深澤さん - 康二くん - 阿部くんというならびのふかこじの間くらいが私の真正面だった。正面にお辞儀してくれたとき、ストレートヘアの深澤さんと阿部くんのつむじがとてもきれいだった。(康二くんはオールバックだったから確認できなかった)2度と肉眼でこんなまじまじと見ることはないであろう推しのつむじ...ツムジ...tsumuji...

 

感想おまけ

近い

近いと何がすごいって、筋肉と汗と目の表現と肌の綺麗さを肉眼で至近距離で確認できること。

 

IMPACTors

まず全部まとめてIMPACTors。上裸に白ジャケットでプロジェクションマッピング見たいな照明に合わせて踊る場面、影山くんが大きくてびっくりする(身長は知ってるんだけど、個人的に170cmの顔立ちと思っているので驚いちゃうw)この人たち、さっきまで腹筋太鼓してたよね?極限状態を経て踊り狂う姿って、美しいですね。顔も体も汗びっしょり。なのに、椿くんだけ楽しそうに笑っててちょっと意味がわからないなと思った。椿くん、キツイ方がもりあがっちゃうタイプですか?Wildfireもよかった。汗をかいた前髪で目元が隠れた奏くんの舌ぺろ、お姉さん忘れないからね。椿くんのサビのラップもよかった。いい曲にいい振り付けにがむしゃらなダンス。Snow ManきっかけでIMPACTorsも知って雑誌読んで勉強していったけれど、実際に観てますます応援したくなっちゃった。そして全体通して影山くんが気になりはじめたことを書いておこう。

筋肉

腹筋太鼓、ラウールくんが正面だった。頭身すごくて華奢なイメージがあったけれども、横から見ると意外に体の厚みがしっかりあってびっくりする。勢いをつけて身体を起こす直前に力の入る深澤さんの腹筋とか、メカ太鼓が開いたときの佐久間さんの背筋とか、フィニッシュ時の照くんの背筋とか、全部肉眼の距離。叩くたびに腕が振動で震える、生、を存分に感じる。

目の表現

印象深いのは五右衛門のラウールくん。「へ」の口元もめちゃめちゃかわいいんだけれども笑 見得のときに歌舞伎の睨みのような目(片目は寄り目、片目は正面)をするのがはっきり見える。梯子のときも反り返りながら上手下手と視線を動かすラウールくん、舞台によく映えていた。目の表現が好きなら官兵衛様も見逃せない。本人が話していないときの目だけの感情表現、ゾクゾクした...

肌綺麗

やっぱりこれ。本当に肌綺麗。毎日白塗りして落として負荷かけてる期間にもかかわらず、肌がすべすべツヤツヤ。みんな代謝がめちゃめちゃ良いに違いない。翔太くんに至っては発光してるかと思った。深澤さんと佐久間さんは予想していたよりずっと色白で美白で、この夏、私は日焼けは絶対にできないと決意を新たにした。肌はもちろんみーんな手と爪もきれい。芸能人なんだなあ...

 

お丸さんis超かわいい最高キュート

恐れ多くも深澤担と名乗らせてもらっているが、お丸担と掛け持ちでもある。演舞場には三色団子のピアスをして、三色団子色のネイルをして行った。概念お丸おしゃれは心が躍る。二幕の前には康二担に「すごくうれしそうだねw」と言われるくらいにはロマンティックが漏れていたようだ。

知ってたけど...お丸さん実際見ると超かわいい〜〜〜〜!!!!(誰か♪ロマンティック 止めて♪)

 

そう、あとカツラ裏キレイ〜!!!笑 

 

ダテタマの横でしゃがむときのお丸さんの所作の美しさといったら...柳腰にしか目がいかない(ねえ)。お丸さんの見得には毎度マスクの中でにっこにこだった。笑顔がかわいすぎる。しあわせゲージ振り切れる。「かわいい〜!!!」って叫び出しそうだった。私が落ち込んだときにはお丸さんに目の前で指ハートで見得をきってほしい。お丸さんこれからも愛してます。お丸さんに見合うくらいのキレイなひとでいられるように努力するから、団子屋にお丸サロン併設して。お丸さんの話すると急に舌がよく回るようになるの。

 

おわりに 

滝沢歌舞伎ZERO 2021、まさに夢の舞台。美しい時間を過ごして、幸運にもお弁当も当たってお土産も買えて、心が満たされたまま帰途につく。汗ばむくらいに天気が良い日だった。桜が舞っていた春の世界から初夏の太陽と木々の緑が眩しい世界へ戻ってきて、清々しい気持ちもあった。私にとって1度きりの滝沢歌舞伎ZERO 2021の劇場での観劇、本当に、本当に、楽しかった。

 

f:id:mawacom:20210531125740j:image

こんなに手土産の多い観劇ははじめてだ お団子はしっかりお丸さんのお着物っぽい柄のものを

 

2021年5月15日(土) 12:30開演の昼の部。自分の名前が印字されたチケットは、宝物だ。「最前でSnow Manの現場デビューした」体験と思い出を抱きしめて生きていく。現場デビューが予定より1年以上延びちゃったけど、この日を康二担のお友達と迎えられて本当に良かったよ。彼女も自担の0ズレを経験して、目をきらきらさせていた。お互いしあわせだったね...!

 

「次」はいつかもわからない(倍率もあるし)。でも、もしまた会いに行けるチャンスをもらえるなら、高みを目指して努力し続けるひとたちに見合うくらい私も頑張ってきたよ、って胸を張って会いに行けるように毎日生きていたい。尊敬する9人の力になれるように、謙虚に推しごとを続けていたい。そんな力をもらえた。

 

観劇を報告したら、私に「Snow Manに会ってほしい」とずっと言ってくれていた大好きなお友達に、「お丸さんのこと、深澤さんのこと、もっと好きになったでしょ」って言われて。うん、本当に、もっと好きになったよ。 大好きなSnow Manが、エンタメが、もっと好きになった。

 

あらためて、滝沢歌舞伎ZERO2021 新橋演舞場公演お疲れ様でした。Snow Manをはじめとするキャストのみなさま、スタッフのみなさま、各所関係者のみなさま、ひとことでは表せないほどむずかしい局面もあったなか、走り続けてくださったことに本当に感謝しています。まもなく開幕する御園座公演も、劇場に足を運ぶ方々とすてきな空間をつくれますように。納得のいく大千穐楽を迎えられますように、お祈りしています。

 

そしていつか、なんの制限も心配もなく稽古や申し込みができて、楽しみなことを楽しみと言えて、会場ですばらしい時間を過ごして家路につく、そんな当たり前だった日常に戻ってきますように。

 

滝沢歌舞伎ZERO 2021に関わるすべてのみなさんへ、本当にありがとうございました!